文様が綴る物語
Story Told by Patterns
seisuke88は、「文様が綴る物語」をテーマとして、ポーチやバッグを中心に、さまざまなものづくりをしています。
京都西陣帯の老舗「菱屋善兵衛」の蔵から発見された、今から約150年前の図案集や帯の下絵・裂地。そこには、京都画壇の日本画家達が描き記した、おびただしい数の文様がありました。「seisuke88」は、これらを現代に蘇らせ、懐かしくて新しい文様を発信します。
About 150 years ago, a collection of designs, obi drafts, and fabrics (kireji) was discovered in the historic storehouse of Hishiya Zenbei, a long-established obi artisan in Nishijin, Kyoto. These patterns, created by Japanese painters from Kyoto’s art world, have been carefully preserved over time. At seisuke88, we’re honored to bring these timeless designs back to life, reinterpreting them for today’s world with a sense of both nostalgia and freshness.
タカレン株式会社
1939年京都にて創業。洋服地の整理仕上げ業を通じて、日々新しい加工技術を生み出し、生地の持つ可能性を追求して参りました。その技術を直接お客様にお届けしたいとの思いから、2003年、「seisuke88」は生まれました。
TAKAREN Co.,Ltd.
Founded in Kyoto in 1939, we have been refining our fabric finishing techniques, continuously innovating to explore the limitless potential of textiles. In 2003, we launched ‘seisuke88,’ offering products such as bags and pouches made with fabrics that reflect our expertise.
seisuke88の要は、なんと言っても様々な文様ですが、それに加え、その配色を変えることで同じ柄でも全く違った印象になるところだと考えています。
元の図案集や裂地のもつ、時代を越えた重厚な配色も、もちろん素敵なのですが、現代の女性たちが持ちやすいような、楽しい気持ちになれる配色を心がけています。
毎シーズン、デザイナーは50パターン以上の配色を考えますが、商品に採用されるのは、その中のほんの一部。
採用された配色のデータは、協力工場のインクジェットプリンタで、染めの工程に入ります。なかなか思った色が出せないこともありますが、少量生産で、柄をたくさん出したい私たちにとっては、型の要らないインクジェットプリントは心強い味方です。
また、seisuke88のアイコンでもある椿柄をモチーフに、岡山県産のデニムを抜染したり、箔プリントを施したり、新たな表現にも挑戦しています。